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Nepal
カトマンズ

到着してまずおどろいたことは、ネパール人って美女が多いこと。長い黒髪をきちっと束ね、ダークな肌に大きな目にサリー姿で、とてもエキゾチック。カトマンズ市内に向かうタクシーの中から見るものすべて新鮮でした。丁度、下校時間だったのか学校帰りの子供たちがいっぱいいて、目が会うとはずかしそうに、にこっとしたり、手をふったりと、とてもフレンドリーでした。一ヶ月の滞在中、実際どこに行っても人々は暖かく、親切で、やさしいと思いました。

カトマンズはうわさどおり、排気ガスによる大気汚染がかなり深刻で気分が悪くなるくらいガスが街中に充満していました。旧市街地では、乾燥した日は、道が舗装されてないため、つちぼこりがすごかったです。 欧米のバックパッカーにはマスクをつけて歩いている人がいたのも納得。

それでも、街全体が大きな美術館のようで、古い建物の窓枠や柱には昔からの彫りものが残っており、小さい小道が迷路のように入り組んでいて、金物、スパイス、サリーの布地、野菜など生活用品のあるとあらゆるものが売られています。みているだけでもとても楽しかったです。とおりにある家々からはインド音楽がながれ、お香がたかれています。信号がないためクラクションと怒号が飛び交うとおり。 まさに五感フル全開といった感じでした。

ボドナート
ボドナートは映画「リトルブッダ」の撮影でも使われたチベット人コミュニティー。カトマンズと違って、ここに住む人たちは外見上は日本人とよく似ています。彼らは、故郷チベットから亡命してきた人たちで、とても信心深い人たちです。タイの僧はオレンジ色の衣ですが、チベットの僧はえんじ色と濃いめのものをまとっています。

夕方の6時頃にstupaに行くと、何重もの人の輪がstupaの周りをマニ車を回しながらぐるぐると回っているのを見ることができます。 この風景はかなり感動的でただただ、眺めているだけで満足でした。老若男女関係なく、何かひとつのもの(ここではチベット仏教)を共有できるなんてすばらしいと思いました。

バクタプール
バクタプール市内には古い町並みがよく残っており、美しいレンガ作りの家が果てしなく続いています。とおりも石畳で、街の中心には広場があり、まるでヨーロッパの都市のような印象をうけました。ここも映画、「リトルブッダ」が撮影されたところらしいです。

とにかくとても静かで平和で、カトマンズの喧騒とは対照的な街。たまたま滞在した日のうちのある一日がお祭りだったせいもあり、その静かな街も、どこからこんな大勢の人たちがいたのだろうというくらい民族衣装を着た人、民族楽器を演奏する人が広場に集まってきて大騒ぎでした。

Thanka
タンカ(Thanka)は、チベット文化圏(中国チベット自治区、ネパール、ブータン、モンゴル、 北インド方面)で作られる布に描かれた宗教画です。チベットでは「タングゥー」と呼ばれていました。 西チベットでは、ふつう白亜と動物の膠によって地塗りされた綿織物に描かれ、掛け軸のように表装されて飾られます。顔料は伝統的な鉱物からのものと、染料から作られたものを使っています。タンカは、インドからチベットへ伝播した仏教がその地に根付き、チベット文化圏で発達した独特の 宗教画です。

カトマンズをはじめ、バクタプルやパタンに行くと、たくさんのタンカショップがあるので、到着したばかりのときは、あまりにも多くの種類のタンカがあって模様や、色彩の区別すらできなかったが、4週間も滞在するとそれなりに自分の好みや、安物と高価ものの区別がそれなりについてきました。

ずっと自分がほしいものをさがしていたけど、全然みつからなくて、ある日、カトマンズをぶらぶらと歩いていたら、ふと、小さなお店の奥に飾ってあったタンカをとおりから発見し、一目ぼれしてしまい購入しました。お店の人も、他店のように押し付けがましくなく、親切にもこれを書いた画家について説明してくれました。その画家の人柄があらわれているように謙虚、繊細な美しいタンカでした。
帰国後、ネパール人の友達にそのタンカをみせると、とても質のよいものだと絶賛してくれました。しかも値段も$25だということで、いい買い物だといってくれました。

Trekking in Nepal
カトマンズからポカラ行きのバス停で出会った、インドから北上してきた大学生はなえさんと一緒にアンナプルナトレッキングをすることになりました。トレッキンググッズを準備していなくてもポカラに行けばすべてがそろいます。防寒ジャケット20R,スリーピングバック20Rでレンタル、手袋は80Rで購入。

Day1:Pokhara(870m)〜Jomsom(2713m)〜Kagbeni(2810m)
まず20人のりのプロペラ機にのりJomsomに向かった。到着後2時間歩いてKogbeniに向け出発。 途中、食料や生活用品を載せた「ろば」たちと何度もすれちがいながら、月の表面のような荒涼とした 大地をひたすら進んでいきました。ここの風景は(トルコの山々+グランドキャニオン)÷2という感じ。 とがった雪山が青空をバックにどーんとあって、まるで絵のよう。部屋にはもちろん暖房なし。凍えそうに寒い夜だったけど、シーンと静まりかえった真っ暗な夜に浮かぶ月と今までみたことのない無数の星空がとても印象的でした。

Day2:Kagbeni(2810m)〜Muktinath(3710m)
Muktinathに向け7時30分に出発、4時間歩きました。朝いちで思いっきり急斜面をのぼり、心臓つぶれそうでした。この日泊まった宿は超満員で、食事はオーダーしてから一時間かかり(トレッキング中 宿泊した宿のキッチンは木を燃やすかまど使用なので、ほとんどこのくらいかかる)やっと目の前に自分のダルバートが運ばれたころには空腹の極限。そのためやけにとてもおいしく感じました。

Day3:Muktinath(3710m)〜Jomsom(2710m)

Jomsomに向け出発。このあたりは午後から強風になるため砂が容赦なくたたきつけ、顔は痛いは耳の中まで砂は入るはで結局、砂嵐の中5時間かけて到着。宿についてhot showerを浴びたら髪から砂がいっぱい。ところでトレッキング中、必ず宿にhot showerとサインがあるが太陽熱によるものなので実際はとても冷たい。ここで食べたアップルクランブルがとても最高。それと冷えた体にネパールのジンジャー入りミルクティーは飲むたびに冷えた体がぽかぽか温まり幸せのひととき。

Day4:Jomsom(2710m)〜Tukuche(2590m)
石畳と白い壁のかわいらしい村Marphaを通過してTukucheに向け3時間30分歩く。突風のためエネルギー消耗し、宿で暖かいパンプキンスープを飲んで昼寝。ロバの首の鈴と牛の鳴き声とピューピュー吹き抜ける風の音しか聞こえない、平和な農村。夜はインドを回ってきたというこのトレッキング中出会った唯一の日本人である、山崎君のインド話に大爆笑。

Day5:Tukuche(2590m)〜Ghasa(2000m)
Ghasaに向けてトータル6時間近く歩きました。このあたりから雪山は見えなくなり、緑の木々が道の両側にあれわれはじめました。途中、雨季に発生した土砂崩れでルートが潰されているため別ルートの足がすくむくらい急ながけを下ったり上ったりしました。結構怖かった。

Day6:Ghasa(2000m)〜Tatopani(1219m)
朝食は出来たてほかほかコーンブレッドでした。蜂蜜をかけるとすごくおいしい。朝食後4時間半かけてTatopaniに向かいました。ここはわりと物品が豊富にそろうところで、しかも気候も温暖 なのでたくさんの世界中のトレッカーが長期滞在しているようでした。あまりにも暖かいので、Jomsomあたりの凍える寒さと雪山が少し懐かしく思えました。

Day7:Tatopani(1219m)泊
私たちもここでもう一泊することに。お茶したり、絵ハガキ書いたり、洗濯したりとひさびさにゆっくりとすごしました。この日は私の誕生日で、しかも今までの宿のレストランにないチョコレートケーキを発見しオーダーしたが、ここのネパール人はあまりケーキづくりはうまくないらしい。食後、はなえさんとトランプをしてるとネパール人たちがまわりに集まってきて大トランプ大会になりました。

Day8:Tatopani(1219m)〜Shikha
Shikhaにむけ4時間歩く。今日はショッキングな光景を目撃。ネパールのお兄さんが村の子供たちにキャンディーをあげたとき、その子供たちはつつみがみをポイと道端に捨ててしまいました。自分たちを含め欧米からきたトレッカーたちは、この美しい国と山々を守ろうとゴミに関しては割と敏感なのに、地元の人たちによってプラスチックの容器やインスタントラーメンの袋がぽいぽい捨てられているのが悲しい現実です。こんなに山奥まで現代の産物が入り込むのは、とめられない事実だし、どう処理するか等の地元の人たちの意識改革と教育が重要なのではないかと思います。

Day9:Shikha〜Ghorapani(2860m)
今日は3時間半歩いたが、ひたすらup,upだったので最後にはただロボットのように足を前後に動かしている、という感覚でした。このあたりは標高が高いわりには緑が多く、国花であるラリグラス(しゃくなげ)が満開できれいでした。ここはポカラからの2,3日間トレッキングをする人やアンナプルナベースキャンプ(ABC)コースの分岐点のためそちらへ曲がっていく人たちで宿とトレッカーがごったがえした集落になっています。

Day10:Ghorapani(2860m)泊
一日中、オープンカフェでミルクティーを飲みながら目前の大きなとがった雪山をながめてすごしました。 このトレッキングのメインイベントであるプーンヒルでの夕日はとても美しかった。数分ごとに雪山と背景の色が変わっていくのは幻想的風景でした。夜のdining roomはたくさんのアイルランド人の宿泊客と一緒になり、まるでアイリッシュパブにいる感じでした。

Day11:Ghorapani(2860m)〜Ulleri(2080m)
今日は2時間半の歩きで、距離も短く下りだったので楽勝でした。なんだかすっかり風景もポカラとかわらなくなってきて、ちょっと寂しい気が。数日前の寒さに震え、行くところ目の前雪山ばかりという光景がうそのよう。夜は窓から久々に見る街の明りがとても新鮮だったのと同時に文明社会に近づいたんだと実感。

Day12:Ulleri(2080m)〜Pokhara(870m)
トレッキングの終わり。ポカラについたとき、出発前は建設中だった観光客用スーパーマーケットがオープンしていて欧米の商品があふれていて、なんだかネパールなのにネパールではない錯覚に。そして、水洗トイレを見たとき、ああ、文明社会に帰ってきたんだ、とひしひしと実感しました。その夜、JomsomやKagbeniであった村人たちはまたいつもと同じように静かな暗い村でシンプルライフを送ってるんだなあと思うととても不思議な感覚に陥いりました。

 
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